「死ぬまで いっしょ」

「どうしよう。死ぬまで一緒だね。」彼が言ってくれた言葉です。高校のクラスメイトだった私たちは、卒業して38年目に再会しました。既婚者同士ですが、とても大切な相手です。

私の知らない彼。

気持ちって、本当に危うい安定しないものなんだなあ。


ずっと幸せなはずなのに。



彼が土日祝のお休みのとき、私たちは月に一度くらいしか会わない。

その他のお休みの日、彼はどのように過ごしてるんだろう。土曜日はほとんど疲れで寝てるって言ってたけど、、、。




付き合う前に交わしてたLINEでは、彼はアクティブに、それこそ色んな場所に出掛けてたと分かった。

例えばだけど、、、


毎年のように〇〇(ここから車で半日)に行くんだよ、とか

去年は〇〇行って〇〇を探したけど見つからず、今年はリベンジでまた行くつもり、とか

先月は列車の旅でずっと回って来た、とか

昨日は〇〇(車で数時間)まで〇〇食べて来たー、とか

温泉は〇〇がいいんだよ、とか。



好奇心も旺盛だから、すごくあちこちと、行く。

お仕事忙しいのに時間を作るの大変だったろうなあ。って思うほど。


誰と行ったのかナ。

奥様かな。

おともだちかな。

一人かも、、、、。


ちらっと聞いたことあったけど、その時は会社の方とだった。

あんまり、誰と〜?なんて聞けないしね。


前と同じように出掛けてるのかな。



時々、休みに出掛けたとの話をきくことがあるけど、それ以上あまり詮索してもなあ。


もちろんデートでのおしゃべりで、知ることも多いんだけど、一から十まで聞くわけにいかないし。


一日中うちにいて家庭サービス、ならまだわかりやすいんだけどね。

年齢的にもう、そうじゃないだろうし。



私は、彼自身の時間を大切にして欲しい。

彼が私と付き合う前からの世界。

仕事や趣味や家庭や他の人(あ、オトコね。)との付き合いに費やしてきたものを、疎かにしないでもらいたいの。

とは思ってる。





考えてみたら、彼の日常はほとんど知らない。

いくら非日常な関係の二人でも、あまりに知らない。

こんなに愛し合ってるのに、こんなに彼を知らなくていいのかな。

、、、、これって、ほんとの恋人同士なの?

なんて沈んでしまうよ。



私だって自分の、彼の知らない時間ばかりだからお互い様なのは分かってるの。

違いは、彼はあんまり気にしてないってこと。



とても幸せな今の状況はわかってるし、うれしい。

でも、、、でも、、、。



私の知らない彼の時間。



もっともっと知りたいと願うのは、ぜいたく?