高校最後の1年間は、少し灰色がかった思い出しかなかった。
クラス替えは毎年あった。何かがあったとかではないけれど、あの年齢特有の自意識や繊細さに、それに受験なども重なって、なんだか面白くなかった。1、2年生の時はザ・青春だったのに。
誰のせいでもなく、自分のせい。
何十年も経ってからの毎年のクラス会の誘いも、出席してもなんだかなあ、と断り続けてきた。
5年前に、高3のクラスメイトの彼とひょんな事からやり取りが始まり、「実は高校生の時からずっと」と彼に告白され私も最初から彼に惹かれて、この特別な付き合いが始まった。
クラス会にも顔を出すようになり、皆んなと、それは楽しい時間も過ごせて、まるで時間が巻き戻ったかのよう。
そして、彼が見ていてくれ覚えていてくれた、高校三年生の私。
過去は変えられない。
そうは言うけれど、彼が変えた。
私の人生の中で、その1年間だけが空白で嫌いだった。彼がそれを埋めてくれたのだ。
彼が、私の過去を変えてくれた。
愛する喜び、愛される喜び。それらを教えてもらっただけでなく、胸にあったかすかな虚しさを、彼が払拭してくれた。
だから、彼は私の「青春」の恩人。
そして、いつものオトナのオハナシ。
かれっていつもわたしになめてっていってぱくっとさせるけどかれのちいさなおくちをみておもったのあなたのそのちいさなおくちじゃとてもぱくってするのはむずかしいんじゃないのかしらわたしのくちもちいさいけどしんしゅくせいがあってよかったわね♡うふんぱくっ