「死ぬまで いっしょ」

「どうしよう。死ぬまで一緒だね。」彼が言ってくれた言葉です。高校のクラスメイトだった私たちは、卒業して38年目に再会しました。既婚者同士ですが、とても大切な相手です。

生きていてね。

ごく短期間の入院治療を経て、彼が退院しました。



そのあとは、2人の近隣お泊まりに向けての相談を、ラインでポチポチとしてきました。


いつもながら(笑)、彼らしい事務的な温度の低いのをくれたり、間が開いたり。




それにしても、なんだか元気がないのです。



そろそろ「入院した時の結果」が出る頃よね?


......悪い結果だったのかな。






元気がないみたいよ、心配だわ。

とラインしたけれど、〇〇でバタバタしてただけだよお、という返事でした。





しばらくして、病院で結果を聞いて来て、また入院治療が必要なことは書いてきましたが、肝心なことには触れてません。いくつかの私の問いにも、要領の得ない返事です。


さすがに、ストレートには聞けませんでした。







この年齢では、何人もの同級生が亡くなっています。

会社関係のひとたちも、彼や私の周りにも大勢います。

父も、私の年代で亡くなりました。



いつもなら、彼のこの連絡の頻度の低さと内容の薄さにがっかりしたり彼の愛情を疑ったり、悲しがったりしてきましたが。





検査が悪い結果であったとしても、早期発見だったらきっと治るはず。


でもそうだとしても、すべてが今まで通りにはいかなくなるよね?




彼が居なくなったら....






想像は、悪い方にばかり。





神さま。

お願いです。


グズグズしたわがままばかり言ってきましたけど、もう言いません。

つまらないことで落ち込んだり彼にできないことを望んだりしましたが、もうしません。




彼を取り上げないでください。








以前にもぼんやりとは考えたことはあったけれど、今回は強く強く、思いました。



生きていればこそ。



元気でいてくれれば、それだけでいい。

こうして繋がれて同じときを一緒に過ごせるのは、奇跡に他ならないのだから。








皆さまの多くの方々は、うんと私たちより若いと思います。


どうぞどうぞ、今の時間を大切にしてください。


ご自分の生活そのものはもちろんのこと、お相手との関係と時間は、決して当たり前ではないのです。





























「いやいや今はちょっと忙しいだけ 来週は会おうね 予定を決めなくっちゃ😃」


このラインが来た時は、安心して嬉しくて、涙が出ました。





少々の心配を残して、彼に会ってきました。


検査の結果は。。。


大丈夫でした😭(とりあえず)




ス「心配したのよう。すぐに教えてくれなくちゃあ。」


彼「えっ??スミレに結果をラインしたでショ??」と私たちのトークルームをスッスッとスクロールして見直してるアホな彼💢




彼「スミレはよく見落とすからなあ」


まだ言うか💢




彼「あれ??送ってないなあ😃」


ほらッ❗️ごらん💢❗️








横に座ってお茶を飲みながら、スーツ姿(数ヶ月ぶり💕)の(8割増しの)彼に抱きつきたくなる衝動を抑えるのに、大変でした❤️