幸せなお買い物。
彼と一緒の買い物。
一番最初って、覚えてるのです。
会うようになって二度目の日。
ティールームでホットケーキのデートの後、軽い夕食にお蕎麦を食べて帰ろうか、って提案してくれて車で移動しました。
美味しいお蕎麦を堪能したあと、私が仕事先で頼まれたお菓子を買いに、近くの成城石井に入りました。
輸入のお菓子を手に取って隣の棚に目をやると、それにそっくりなお菓子があって。
「ねえねえ。これって、どう違うのかな。」
何気なく聞いただけです。
そうしたら彼はすぐに箱をひっくり返して、裏のシールなどを丹念に見比べてます。
普通で、なんの変哲も無い動作です、確かに。
でも私にとって新鮮で、びっくりしたのです。
夫と全然違ってたから。
女友達と一緒でも、そこまで熱心には見ない気がします。
彼は当たり前のようにサッと手に取り、当たり前のように調べてくれました。
こんなちょっとした事なのに、こんなに印象が残っているなんて、驚きでした。
夫とスーパーやデパ地下に行っても、全くの無関心。その方面に興味がないので当然なのですが。
急かされる事はありませんけれど、ボーっと側にいたりスマホをいじりだしたり。どっちがいいかなぁ、って迷ってると、好きな方にしたら?って言ってくれますけどね。
ファッションのものは、問題外です!
辛そうな表情で待ってられると、こっちが
焦って落ち着かないです。
ま、買い物は現地解散・現地集合ですけど〜。
彼はじっくり一緒に見て回るだけでなく、これは?あれは?あっ、こんなのがあるよ?これはうまそうだね。
私が手に取ったクロワッサンの袋を見て、それよりこっちの方が焼き色がキレイだよ、とか。
ネックレスを一緒に選ぶ時でも熱心に探してくれて、スミレは白いからゴールドよりシルバーの色が似合うよね、なんて店員さんの前で言ったり。
「道の駅」で野菜を選ぶのでさえ、興味があるから二人で見ててほんとに楽しいのです〜。
ここの名産だから美味しいよ、って教えてくれたり、こんなに入ってて安い!なんてお互いに言いながらね。
ドラッグストアやコンビニで買い物する時もそんな風で、うれしくて気恥ずかしくて。
はじめは慣れなくて、手早くさっさと買い物しなくちゃ!って長い年月の性(サガ) で、焦りはなかなかなくなりませんでした〜。
なんだか、可哀想な私、、、😅
親友に言わせると、
「〇〇くん、オバさん入ってるからね!」
なんだけど〜
( ´Д`) ヒドイ、、、
彼と生活を共にしたら、楽しくて幸せだろうなぁ、って思います。
人間性に関係ないことですが、でも、こんな些末な事でも毎日の事としては、大事。
奥様に嫉妬はしない私なのに、こういう時、つくづく奥様がうらやましくなってしまうのです。
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